葬儀がおわっても
以前、ご主人が召され奥様おひとりになってしまった方がおられました。
お子様はいらっしゃったのですが、海外におられるため葬儀を終え、暫くしたらお帰りになりました。その後、寂しかったのでしょうか、その奥様から会社に毎日、私あてにお電話がかかってくるようになりました。
私は仕事を終えてから奥様のお宅へ訪問し、コーヒーをいただきながら2~3時間お喋りをしてから帰宅するという生活を続けました。
その奥様はクリスチャンなのですが、色々あり暫く教会からはなれていました。なぜ離れてしまったのか、どうしたら良いのか、どなたにも打ち明けることができなかった事など、涙ながらにたくさんお話をしてくださいました。
その後も、葬儀をお手伝いさせていただく中で、女性がひとり残されてしまうというケースがともて多いことに気付かされました。そして、私が女性であるという事で、皆様が葬儀後にも心を開いてくださり、お宅に訪問しお話をさせていただくという場がたくさん与えられました。
私は多くの方々を通して"私にもできることがある"という事を教わりました。
女性だから出来ること。
神様は私に素晴しい使命を与えてくださったのです。
私は、そのことに心から感謝し、葬儀が終わったら"終わり"...そんな葬儀社には絶対ならない!と神様に誓いました。